ワンピースに登場する謎の多いキャラでもあるドンキホーテ・ドフラミンゴの正体を考察し、同時に最終回に向けてストーリーの流れなども予想してみます。
ドフラミンゴの正体が元々は世界貴族である天竜人の一員であったことはストーリーがかなり進んだことによって既に解き明かされています。ここからさらに隠されているであろう裏設定を予想を踏まえて考察していきます。
考察するポイントはドフラミンゴがジョーカーと呼ばれている事です。
ドフラミンゴがジョーカーと呼ばれる理由はワンピースの一部の主要なキャラにはトランプの絵柄と数値が割り振られている事が一因としてあります。
神ともいわれている天竜人(世界貴族)が支配している世界政府と対立する革命軍や海賊にはトランプの大富豪(大貧民)と関連した伏線が張られているのです。
ジョーカーという立場
ジョーカーと呼ばれるドフラミンゴが初めてワンピースの作品の中に登場した時は王下七武海の一人として、海賊でありながら世界政府側の立場として登場しました。
そこから様々な過去が明かされていくにつれて、謎も解き明かされていったわけですが、非常に数奇な運命を辿っているキャラです。
強さに関して大富豪でジョーカーは最強のカードです。
ただドレスローザ編ではDの一族であるルフィとローのタッグに敗れています。
ジョーカーには大富豪で最強のカードという意味の他にもオールマイティ(A~8~K)に使えるという役割もあるので、強さを含めていろいろな立場としての役割を演じてるという考察をしていきます。
天竜人(世界貴族)の立場
ドフラミンゴの幼少期が語られて、その正体は天竜人(世界貴族)だったという事がわかりました。
ドンキホーテ・ホーミング聖の息子という過去が明かされました。
人間の立場
ドフラミンゴは父親のホーミング聖が人間として暮らす事を決めたために家族で北の海(ノースブルー)の世界政府非加盟国で暮らす事になりました。
海賊の立場
ヴェルゴ、ピーカ、トレーボル、ディアマンテに見込まれたドフラミンゴは海賊の船長となりファミリーを作ります。
王下七武海の立場
ワンピースの作品でドフラミンゴが初登場した時には既に世界政府側の海賊である王下七武海としての立場になっていました。
ドフラミンゴの正体
ドフラミンゴの正体を予想するにあたってのポイントはいくつかありますが、まずは呼び名をいろいろとまとめたいと思います。
- 若(若様)
- ジョーカー
- 天夜叉
- ミンゴ
- フラミンゴ野郎
若や若様は国王の息子という意味が伏線で張られていたのでしょうし、天夜叉は天竜人やそれに仇する存在などを示唆しているのかもしれません。
頂上戦争でクロコダイルはドフラミンゴを「フラミンゴ野郎」と呼んでいます。
ONE PIECEのコミック57巻「第561話 ルフィVS.ミホーク」での事です。
このあたりはイトイトの実で空を飛べる能力の伏線にも思えますが、もしかすると本当の名前を呼んでいるという考察も可能です。
Dの一族
以前からドフラミンゴにはDの一族ではないのかという予想はありました。
やはりストーリーの流れとしてドフラミンゴはDの一族である可能性が高いです。
ドンキホーテ・D・フラミンゴだという事です。
ではなぜドフラミンゴがDの一族だと考察できるのかを確認していきます。
セリフから考察
パンクハザード編でドフラミンゴがシーザーの元に派遣していたモネの心理描写でのセリフの中に非常に気になる重要な言葉がありました。
モネ「さよなら若様」
モネ「あなたこそが海賊王になる男・・・!!!」
ONE PIECEのコミック70巻「第694話 最も危険な男」での心理描写です。
海賊王は簡単にはなれない特別な存在です。
海賊王を目指すキャラとして思想とやり方はドフラミンゴとルフィでは違います。
ただやろうとしている事は似たような事をしようとしているわけです。
ドフラミンゴ「こいつらの牛耳る世界を・・・!!!」
ドフラミンゴ「全て破壊してやるとな!!!」
ONE PIECEのコミック76巻「第760話 同じ賭け」での心理描写です。
神の天敵
コラソン(ロシナンテ)のセリフからDの一族は神である天竜人の天敵である事が判明しています。
ドフラミンゴ自身が天竜人であったわけですが、Dの一族であればいろいろと辻褄が合う事があります。
天竜人である父親と弟を手に掛けているという事です。
すなわちDの一族の宿命によって父親と弟の命を奪ったという事でつながるわけです。
生い立ち
ドフラミンゴがDの一族だと予想した仮説を立てるのであれば、どうしても解決しないといけないのが、生い立ちになります。
家族である父親や母親や弟はDの一族ではないからです。
すると考えられる仮説としては側室や愛人の子か養子が考えれます。
例えば天竜人の一人であるチャルロス聖はシャボンティ諸島で登場した際にその場にいた女性を第13夫人にしました。
ONE PIECEのコミック51巻「第499話 シャボンティパーク」での事です。
ただドフラミンゴの父親であるドンキホーテ・ホーミング聖はそういったタイプではなくて、人間性が元々あるような感じなんですよね。
すると仮説として養子や奴隷の子供を育てたとかが予想できます。
長い間子供が出来なくて、養子を取ったらしばらくして弟のロシナンテが生まれたみたいなパターンです。
もしくは望んだ子供が死産で、同じ時期に生まれた奴隷の子供を自分の子供として育てたとかも仮説としては成り立ちます。
本当の親がDの一族だったという説です。
もうひとつくらい仮説が立てれて、母親がDの一族の子を宿した状態で天竜人の父親と結婚して生まれた子供だというパターンも考えれます。
ドフラミンゴは幼少期から不自然にサングラスを掛けていて、左目は見えない可能性はあります。
海賊旗のシンボルマークは眼帯のように見えるわけです。
まとめ
ジョーカーと呼ばれるドンキホーテ・ドフラミンゴの正体について考察しました。
作者の尾田栄一郎さんがミスリードを仕掛けているわけではないのであれば、やはりDの一族がしっくりと当てはまるかなと思うわけです。
そうであればラフテルの謎とも繋がっている可能性があります。
ルフィに敗れた後はインペルダウンに収監されているドフラミンゴですが、必ず再登場してくる気配をみせています。
伏線として張られたジョーカーとしての立場を演じる場合、海軍の海兵となるかDの一族の役割を演じるのかといった予想ができます。
ワンピースの最終回に向けたストーリーと共にドフラミンゴの動向にも目が離せない状況です。